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  • 。大納言の君のよる〳〵は。御へにいとちかうふしたひつゝ物かたりし給しけはひの戀しきも。猶よにしたかひぬる心か。  浮寢せし水の上のみ戀しくて鴨のうは毛にさえそをとらぬ かへし。  打はらふ友なき比のねさめにはつかひし鴛そよはに戀しき かきさまなとさへいとおかしきを。まほ
    450バイト (24,717 語) - 2020年7月26日 (日) 02:44
  • 桃子をつれて出たらば 櫟林(くぬぎばやし)のはずれで 子供はひとりでに踊りはじめた 両手をくくれた顎(あご)のあたりでわしながら 毛糸の真紅(しんく)の頭巾(ずきん)をかぶって首をかしげ しきりにひょこんひょこんっている ふくらんで着こんだ着物に染めてある 鳳凰(ほうおう)の赤い模様があかるい きつく死をみつめた私(わたし)のこころは…
    18キロバイト (3,228 語) - 2023年10月22日 (日) 05:08
  • 壽命經。だらには。阿彌陀大壽そせう(尊勝)だらに。ずいぐ(隨求)だらに。千手だらに。すほう(修法)は。ならがただらによむさまも。なまめかしうやさし。大ゐとくのもいとおかし。 寺は。つぼさか。いし。かさぎ。ほうりん。兩山は。さかほとけの御ぢう處のなににたるがあはれなるなり。こがは(粉河)。しが。…
    431バイト (30,673 語) - 2022年6月8日 (水) 09:37
  • 生ける限りこれを思ひ悩むべきなめり。まして後の世のいみじかるべき」。思し続けて、かうやうなる住ひもせまほしうおぼえたまふものから、昼の面影心にかかりて恋しければ、 「ここにものしたふは、誰れにか。尋ねきこえまほしき夢を見たまへしかな。今日なむ思ひあはせつる」 と聞こえたまへば、うち笑ひて、…
    68キロバイト (14,780 語) - 2022年12月1日 (木) 08:13
  • なでし)のために、茶などをいれてくれるのだった。 雪之丞は、行く途中で、孤軒老師に邂逅(かいこう)した一条、脇田道場での門倉平馬との経緯(いきさつ)、匿すべき相手でないので、一切を告げ知らせるのであった。 「ほほう、それで、そなたの前に、きらめいたという光り物おわけも、大方解ったようだ」…
    96キロバイト (18,832 語) - 2019年2月26日 (火) 14:51
  • さらなることなれば、憎げならむやは。ゆゆしきまで白くうつくしくて、たかかに物語し、うち笑ひなどしたふ顔を見るに、わがものにて見まほしくうらしきも、世の思ひ離れがたくなりぬるにあらむ。されど、「言ふかひなくなりたまひにし人の、世の常のありさまにて、かやうならむ人をもとどめ置きたへら
    133キロバイト (28,838 語) - 2022年12月1日 (木) 08:10
  • やしかに心にくきけはひ見え給はぬわたりぞづはかのみすのはざまもさるべきことかは、かるがるしと大將の思ひ給へる氣色見えきかしなど今ぞ思ひおはする。しひてこの事を思ひさまさむと思ふかたにてあながちになんづけ奉らまほしき
    318バイト (320,784 語) - 2022年12月1日 (木) 08:14
  • ん)外(はず)さなくてもよい、君(きみ)も居(い)た方(ほう)が好(よ)い。」 間()もなく須谷(すだに)丸子(まるこ)は確乎(しっかり)した歩調(あしどり)で、沈着(ちんちゃく)の態度(たいど)を裝(よそお)うて我々(われわれ)の室(へ)に入(はい)って来(き)た。金髪(きんぱつ)の色白(い…
    611キロバイト (98,208 語) - 2023年5月1日 (月) 15:22
  • なにをして身のいたづらにおいぬらん としのおもはむこともしき 読人不知 新古今 世の中はとてもかくてもおなじこと みやもわらもはてしなければ 蝉丸 拾遺 しばしだにへがたくみゆるよの中に うらしくもすめる月かな 藤原高光 慶賀(けいが) けんはいはあかつきにさうほうけつにはしる、 えんぱはよるいちぎよせんにしゆくす、…
    324キロバイト (63,686 語) - 2019年11月19日 (火) 14:37
  • やし給へる御かたちなどいと花やかにこゝに曇れると見ゆる所なく、隈なくにほひきらきらしく見まほしきさまぞし給へる。物思ひに沈み給へる程のしわざに、髮の裾少しほそりてさばらかにかゝれるしもいともの淸げに、出處彼處いとけざやかなるさまし給へるを、かくて見ざら
    325バイト (281,775 語) - 2022年12月1日 (木) 08:14
  • ほうちとけて見まほしく思さるれば、 「いざ、ただこのわたり近き所に、心安くて明かさむ。かくてのみは、いと苦しかりけり」とのたまへば、 「いかでか。にはかならむ」 と、いとおいらかに言ひてゐたり。この世のみならぬ契りなどまで頼めたまふに、うちとくる心ばへなど、あやし
    68キロバイト (14,694 語) - 2022年12月1日 (木) 08:09
  • どふはすぐれて愚なる人なり。うづもれぬ名を、ながき世に殘さむことあらまほしかるべけれ。位たかくやんごとなきをしも、すぐれたる人とはいふべき。愚に拙き人も、家に生れ、時にあへば、たかき位にのぼり驕をきはむるもあり。いみじかりし賢人聖人、みづからいやしき
    457バイト (41,862 語) - 2020年7月26日 (日) 02:55
  • らせ給はゞ、以の外のちじよくたるべしと申ければ、實もとて、其日にのぞんで、議定のにはに召出しければ、あやしのものゝたいはいやと笑ひさゞめきあへり、然といへ共、いそほ少もおくせず、其所をかりすぎ、高座に上りて申しけるは、我が姿のおかしげなるをあやしめ給ふ、其の君子はいやしきにをれどもいやし
    535バイト (33,838 語) - 2021年6月2日 (水) 17:35
  • 権(けん)を操(と)るにあらざれば此(この)諸(おほく)の同僚(どうやく)の主(しゅ)に告(つぐ)るを学(な)びこの事(こと)を以(も)て天(てん)父(ふ)に祈(いの)るべし 諸(おほく)の同僚(どうやく)の此(この)悪臣(あしきけらい)を見(み)て憂悶(うれへもだゆ)るは人情(にんぜう)の常(…
    25キロバイト (4,416 語) - 2022年5月21日 (土) 16:39
  • など、いと多かめれど、人はえまほにも見ず。例のけしきなる今朝の御文にもあらざめれど、なほえ思ひはるけず。人びとは、御けしきもいとほしきを、嘆かしう見たてまつりつつ、 「いかなる御ことにかはあらむ。何ごとにつけても、ありがたうあはれなる御心ざまはほど経ぬれど」 「かかる方に頼みきこえては、見劣りやしはむ、と思ふも危ふく」…
    101キロバイト (22,093 語) - 2022年12月1日 (木) 08:09
  • しきりにとかくしつゝのゝしるうちに夜ふけぬ。 廿二日に。いづみの國までと。たひらかに願たつ。ふぢ原のときざね。ふなぢなれどむのはなむけす。かみなかしも([かみしなかもイ])ながら。ゑひすぎ([あきイ])ていとあやしく。しほうみのほとりにてあざれあへり。 廿三日。
    426バイト (8,846 語) - 2020年7月26日 (日) 02:40
  • ろづに心を尽くしたまひ、よからぬ世の騷ぎに、軽々しき御名さへ響きてやみにしよ」 など思ひ出でらる。名残多く残りぬらむ御物語のとぢめには、げに残りあらせまほしきわざなめるを、御身、心にえかせたまふまじく、ここらの人目もいと恐ろしくつつましければ、やうやうさし上がり行くに、心あわたたしくて、廊の戸に御…
    146キロバイト (31,415 語) - 2022年12月1日 (木) 08:13
  • ありきたる。淸げなる男のにくげなるめもちたる。髭ぐろににくげなる人の年老いたるが、物がたりする人のちごもてあそびたる。 とのもりづかさこそ猶をかしきものはあれ。下女のきははさばかりうらしきものはなし。よき人にせさせまほしき
    460バイト (88,604 語) - 2022年6月8日 (水) 05:21
  • 第三、聖体(せいたい)機(き)密(みつ)によって賜(たま)はるお惠(めぐみ)は『霊魂(たましい)の培養(やしない)』で御座(ござ)います。 第四、痛悔(つうかい)機(き)密(みつ)によって人々に賜(たま)はるお惠(めぐみ)は『霊魂(たましい)の疾(まい)の医(いやし)』他(た)の言(ことば)を以(もつ)て申(もう)しますれば罪(つみ…
    34キロバイト (5,632 語) - 2023年9月3日 (日) 11:19
  • うや)呵責(かしやく)にあいしといふ既(すで)に地獄の劫数(こつしゆ)久しき事は。娑婆(しば)の千万歳(せんんねん)に尽(つく)べからす。何の暇(いと)ありてか纔(わづ)かに廿六年目に。奈落(ならく)を出て爰に來る
    4キロバイト (31,664 語) - 2021年5月30日 (日) 06:12
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