校正増注元親征録

外部リンク表現の説明 編集

  • 〈史45-160上1  … 底本の原書にあたる聖武親征録が含まれているWikimedia Commons上の『四庫全書存目叢書』史部第四五册へのリンク。
  • 〈東方學デジタル圖書館-3  … 東方學デジタル圖書館が公開している聖武親征録の何氏校注本である小漚巢刊本へのリンク。数字は画像番号。
  • 〈底本-2  … 底本『校正増注元親征録』が含まれているWikimedia Commons上の『那珂通世遺書』へのリンク。数字はpdfページ番号。

目次 編集

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本編1 編集

本編2 編集

本編3 編集

本編4 編集

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本編9 編集

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関連項目 編集

  • 皇元聖武親征録 (四庫全書存目叢書)   … 南京圖書館蔵清鈔本。聖武親征録の原書の誤字や錯簡が維持されている。
  • 皇元聖武親征錄   … 聖武親征録のテキストデータ。何氏校注本に沿った錯簡の修正が施されている。
  • 校正元親征録 (小漚巢,1894年) … 京都大学人文科学研究所の東方學デジタル圖書館が公開する聖武親征録の何氏校注本。小漚巢刊本。人名に傍線がある。もとは内藤湖南が所有していた。
  • 元聖武親征録 (文求堂,1901年) … 日本の国立国会図書館デジタルコレクションが公開する聖武親征録の何氏校注本。文求堂本。人名に傍線がある。小漚巢刊本の第9葉に相当する部分が欠落しており、十三翼の戦いでジャムカ軍が敗走して七十二の竈で狼を煮て食べたとするくだりと、テムジンがジュウレイト部と巻狩りで交流するくだりがない。
  • 聖武親征録 ラシードの集史の来歴 (那珂通世,1907年)   … 那珂通世が『成吉思汗実録』の序論で書いた『聖武親征録』と『集史』に関する解説文。
  • 聖武親征録校注 (王国維,清華学校研究院,1926年)   … 王国維が著した聖武親征録の校注本。『説郛』の聖武親征録を多く採用している。注に那珂通世の名が見える。
  • 聖武親征録校注 (王国維)   … 上述の王国維著『聖武親征録校注』のテキストデータ。
  • 本作品の序跋と校注に名が記された人物とその生没年を生年順に以下に示す。
名前 関連画像 生没年(西暦) 説明
ᠴᠢᠩᠭᠢᠰ ᠬᠠᠭᠠᠨ
チンギス・ハーン
​太祖​​成吉思​​Čiṅgis​ ​皇帝​中᠋中᠋罕​​Qaγan​
チンギス・カン
1162 ?-1227 モンゴルの政治家。『元朝秘史』と『聖武親征録』の主人公。
ᠥᠭᠡᠳᠡᠢ ᠬᠠᠭᠠᠨ
ウゲデイ・ハーン
​太宗​​斡歌歹​​Ögödei​ ​皇帝​中᠋中᠋罕​​Qaγan​
オゴデイ・カン
1186-1241 モンゴルの政治家。『元朝秘史』と『聖武親征録』の最終盤の主人公。
張徳輝   1195—1275 金末から元代の政治家。『塞北紀行』を著した。
ᠬᠤᠪᠢᠯᠠᠢ ᠬᠠᠭᠠᠨ
ホビライ・ハーン
世祖
クビライ・カン
1215-1294 モンゴルの政治家。『皇元聖武親征録』の編纂を命じたと考えられている。
رشیدالدین
ラシード・アッディーン
喇施特など
  1249-1318 イルハン朝の政治家。ガザン・ハーンの命令で『集史』を著した。
火原潔   13??-? 明朝の官僚。朱元璋の命令で『華夷訳語』を著した。『元朝秘史』の巻一、巻二の漢字音訳に深く関わったと考えられている。
陳桱   ?-? 明朝の官僚。『通鑑續編』を著した。
Abulgʻozixon
アブル・ガーズィー
阿卜勒噶錫など
  1603-1663 ヒヴァ・ハン国の政治家。チャガタイ語による歴史書『トルクメンの系譜』を著した。自身の祖先であるジョチの一族について記した『テュルクの系譜』を書き上げる前に死去した。
邵遠平   16??-? 清代の学者。『元史類︀編』を著した。
錢大昕   1728-1804 清代の学者。清朝宮廷所蔵の元朝秘史と聖武親征録を書写し世間に公表した。『二十二史考異』を著した。
畢沅   1730-1797 清代の学者。『続資治通鑑』を著した。
翁方綱   1733-1818 清代の学者。『両漢金石記』を著した。
d'Ohsson
ドーソン
多遜
  1779-1851 オスマン帝国のアルメニア系外交官。『モンゴル史』を著した。
徐松   1781-1848 清代の学者。地理書『西域水道記』を著した。
Klaproth
クラプロート
克剌普羅特
  1783-1835 ドイツの東洋学者。『ウイグル言語文字考(Abhandlung über die Sprache und Schrift der Uiguren)』を著した。
Erdmann
エルドマン
額兒忒曼
  1793-1862 ドイツの東洋学者。『集史』を訳し『ゆるぎないテムジン(Temudschin der Unerschütterliche)』を著した。
呂賢基   1803-1853 清朝の官僚。太平天国鎮圧の任務で清朝に殉じた。何秋濤の聖武親征録の校注本に序を書いたことになっている。
張穆   1805-1849 清代の学者。『蒙古遊牧記』を著した。
Березин
ベレジン
伯哷津
  1818-1896 ロシアの東洋学者。『集史』の一部をロシア語に訳した。
Yule
ユール
祐︀勒
  1820-1889 イギリスの軍人、旅行家、東洋学者。マルコ・ポーロの『東方見聞録』を訳注した。
何秋濤   1824-1862 清代の学者。師に当たる張穆の著作『蒙古遊牧記』を増補した。聖武親征録の校注本を著した。
Bretschneider
ブレットシュナイダー
布哷特淑乃德兒
  1833-1901 バルト系ドイツ人でロシアの東洋学者。長春真人や耶律楚材の旅行記を英語に訳した。
李文田   1834-1895 清代の学者。『元朝秘史』鈔本を著した。
Потанин
ポターニン
玻塔寧
  1835-1920 ロシアの民俗学者、探検家。『西北蒙古誌』を著した。
洪鈞   1839-1893 清代の学者。『元史訳文証補』を著した。
Howorth
ホワース
和渥兒特など
  1842-1923 イギリスの東洋学者。『モンゴル史』を著した。
朱一新   1846-1894 清代の学者。
沈曾植   1850-1922 清末から中華民国初期の学者。『元朝秘史』鈔本を著した。
​那珂 通世​​納合 米赤約​​ナカ ミチヨ​   1851-1908 明治時代の学者。『成吉思汗実録』を著した。
文廷式   1856-1904 清代の学者。那珂通世が『成吉思汗実録』で『元朝秘史』の翻訳に用いた『元朝秘史』十二巻本の鈔本を著した。
龍鳳鑣   1867-1909 清末の学者。『知服齋叢書』を著した。
陳毅 1873-192? 清末から中華民国初期の政治家。両湖書院の助敎時代に張之洞両湖総督の命で1899年9月に来日して半年滞在し、帰国後の1900年に何李沈三氏が合校した聖武親征録を那珂通世に贈った。
王国維   1877-1927 清末から中華民国初期の学者。『聖武親征録校注』を著した。




 

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