ヘルプ:註釈の追加

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このページはウィキソース日本語版の公式な方針です。多くの利用者に支持されていて、すべての利用者が従うべきであると考えられています。必要に応じて編集することは可能ですが、その変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。大きな変更を加える場合は、ノートページで提案してください。
註釈の追加
このページでは、Wikisource上に独自の註釈を追加する手順とその方針を説明します。

要約

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註釈の追加は、作品を底本の状態から変更するものであると考えられています。利用者による註釈の追加は、Wikisourceでは、一定の条件下で認められます。

利用者が註釈を追加したバージョンは、以下の条件を満たさなければなりません:

  • Wikisourceコミュニティによって追加された註釈であることを明示すること
  • 註釈を含まない「クリーンな状態のテキスト」をWikisource上のどこかに掲載すること
  • すべての註釈において中立性、客観性を維持すること

註釈を丹念に追加した作品は、Wikisourceの姉妹プロジェクトであるWikibooksに追加することもできます。

註釈を追加して他で出版された作品は、一定の条件下で註釈を削除して投稿することができます。

方針の適用範囲

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この方針は、Wikisource上でのみ適用されます。対象はWikisource上の作品に対する情報の追加・削除・改変(テキスト・画像・他の媒体を含みます)であり、それらによる作品内容の変更であればどんなに些細なものでも当てはまります。

ただしこの方針は、註釈つきで出版された専門書やその他Wikisource:収録方針に反しない出版物には適用されません。収録方針の範囲内のテキストはすべて、同じ条件下のテキストと同様に取り扱われるべきです。この方針は、このような専門書から註釈を削除する場合に適用されます。

日本語への翻訳作品はWikisource:翻訳の仕方で取り扱うので、このページの方針は一切適用されません。

他のWikimediaプロジェクトにおいては、プロジェクトごとに異なる方針があります。Wikisource外の作品にはこの方針は適用されず、逆にWikisourceにおいて他プロジェクトの方針は適用されません。また、他のWikimediaプロジェクトの範囲外であるというだけでは、Wikisourceに註釈を追加する理由にはなりません。

第一原則

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新たな註釈付き作品に取り組む前に、以下をご確認ください。

  1. 註釈のないオリジナル版がすでにWikisourceに存在していること。
  2. ページタイトルに、注釈付きであることが明記されていること。
    例えば、オリジナル版が『私の本』である場合、『私の本(註釈付き)』または『註釈付き私の本』とします。

定義

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註釈とは、原作にないものを追加することです。註釈は、テキスト内において何かを説明するのを手助けするために、読者に対して情報を追加したり文脈を提供したりします。註釈は、ウィキリンクから(画像などの)埋め込みファイルまで様々な種類があります。

註釈とは何か?

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以下の行為は、註釈であると考えられます。

  • ウィキリンクの一部。Wikisource:ウィキリンク英語版)をご参照ください。
  • 原作に含まれないテキストの追加全て。テキスト内にあっても、テキスト外にあっても当てはまります。(脚註・側註・後註や、それに類するものなど)
  • 語句の翻訳。
  • 原作にないファイル
  • 原作からのテキストの削除

註釈ではないものは何か?

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以下は、註釈とは考えられません

  • {{header}}テンプレート。これは全ページに必要であり、テキスト本体ではないと考えられます。
    • {{header}}内のテキストや情報、他のメディア。これらは、テキスト本体とは別であることが明白であり、テキスト本体の一部とは考えられません。
  • 純粋なナビゲーションテンプレート。例えば、{{Similar}}や{{Auxiliary Table of Contents}}など。これらは実用的な目的があり、また位置もしくは外見からテキスト本体の一部ではないと分かるように作られています。
  • ライセンス用テンプレート。これらは全作品のフッタとして必要であり、テキスト本体とは考えられません。
  • メンテナンス用テンプレート。これらは、永続的に設置する目的はなく(日本語版ではAimaiなど例外もあります)、またテキストそのものの一部でもありません。
  • ウィキリンクのごく一部で非常に単純なもの。Wikisource:ウィキリンク英語版)をご参照ください。
  • 校正者用のHTMLコメント
  • スキャン品質関係のインジケータ({{illegible}}(判読困難)、{{missing table}}(表の追加が必要であるとき)、{{missing score}}(楽譜)、{{Arabic missing}}(アラビア文字)の利用[上記のメンテナンス用タグと重なるかもしれません]など)

禁止事項

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Wikisourceにおける以下の行為は現在禁止されています。

  • 比較ページ:同作品の異版に関する比較情報を提供するために、作品の一部だけであっても、並べること(縦横は問いません)。
  • 純粋に装飾目的の図や写真(grangerisation(別の本から図画を追加すること)と呼ばれています)
  • 解釈を含む註釈。これには、推測・仮定・示唆が含まれます。

註釈の種類

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多くの事柄が註釈となる可能性があるか、または註釈とみなされるかもしれません。

追加情報

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これには、人物伝、日付、場所、名称、生物学的分類などが含まれます。

テキスト上のある箇所において、さらなる情報を追加するものは、いかなるものであっても註釈です。これには、たとえばWikipediaへのリンク、脚註における概説、同じ行におかれるフローティングマーカなどの形があります。

誤記

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事実や図表の訂正は、誤字から科学的理論まで、註釈とみなされます。

Wikisource上のいかなる作品においても、訂正情報や正誤表などを提供する必要はありません。作品は底本に忠実でなければなりません。つまり、底本の全ての誤記は忠実に再現しなければなりません。

ただしこれは、底本に元からある正誤表には適用されません。これは、Wikisource利用者による訂正にのみ適用されます。

語釈

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古語や曖昧な単語の意味の説明は、註釈です。Wiktionaryへのリンクや同じページ上の脚註など、方法は問いません。

語句の翻訳

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日本語のテキストにおける日本語でない語句を翻訳するのも註釈とみなされます。このページの方法であるか否かなど、方法は問いません。

原作が、完全にもしくは明白に日本語でない場合は、翻訳の方針の草案を参照するほうが適切かもしれません。

必須要件

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註釈の宣言

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全注釈は、2つの方法で明確に分かるようにしなければなりません。

  1. タイトル名に宣言する
  2. カテゴリ:註釈つき作品に追加する

題名にははっきりと註釈つきであることを宣言しなければなりません。形式は定まっていませんが、底本選択ページやサブページを利用しても構いません。(例1:底本選択ページに"Foo(註釈つき)"、作品ページのタイトルに"註釈つきFoo"と書く。例2:"Foo"にサブページ"Foo/註釈つき"を作成する。)

註釈つき作品カテゴリに、Wikisourceの利用者が註釈を追加した作品を追加してください。(作品についている註釈を入力しただけの場合は追加しないでください)

クリーンなテキスト

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"クリーン"なテキストとは、この方針の文脈においては、ユーザが註釈を追加していない原作を指します。註釈つきテキストを作成する前に、クリーンなテキストがWikisource上に存在していなければなりません。

註釈のついた派生版を作成する前に行われる忠実な翻刻・校正を完了させずに、註釈つきを公開しないでください。註釈つき作品は基本的なインラインのウィキリンクを利用して註釈の形で保存してください。

いかなる加工であっても派生作品は、未改変かつ忠実に翻刻・校正された親テキストが存在しない限り(前もって存在するのが望ましい)、Wikisource上で公開できません(このような作品は基本的なインラインウィキリンクを利用して註釈の形で保存してください)。もととなるテキストが日本語版Wikisource、そうでなければWikimediaのどこか、に同時に存在しないにもかかわらず註釈が追加された作品は将来の読者に対する付加価値がほとんどなく、Wikisourceの品質水準を考えれば、いくらひいき目に見ても疑問の余地のある忠実性しかありません。

客観性

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See also Wikisource:ウィキソースとは何か

Wikisource上の全註釈は客観的であることが求められます。解釈的註釈は決して認められません。

全てのWikimedia財団プロジェクトと同様に、Wikisourceは中立的な観点を維持することを目指しています。これはつまり、Wikisourceに追加される註釈は、いかなるテーマにおいても、特定の視点から賞揚したり非難したりしてはならず、事実に対する公正かつ中立的描写を提示するよう努める必要があるということです。これは、作品そのものやもとから作品に存在した註釈には適用されません。これはユーザによって追加される註釈にのみ適用されます。

Wikisourceにおいては、さらに註釈が検証可能である必要もあります。

最後に、Wikisourceの全註釈は、指示的(denotative。語句やシンボルの第一義的、逐語的、または明示的な意味;語が指示する意味)でなければならず、含蓄的(connotative。語句が示唆または暗示する意味)であってはなりません。註釈は、事実のみを述べなければなりません。示唆・暗示は一切してはなりません。これはWikilinkにも当てはまります:つまり、リンクは文字通りの意味に直接リンクしなければなりません(唯一の例外は、題名または見出しにおける、異なる綴りまたは語句です)。

例外

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以下は、上記規則における註釈から除外されます(これらの特徴をもつテキストの場合は、例えば「クリーンなテキスト」を別に作成する必要はありません)。

  • 単純なウィキリンク。ウィキリンクの方針英語版)を参照。
  • {{Sic}}テンプレートによって、誤字脱字が原文中に存在するものであって校正によるものではないことを示す場合。

註釈の方法

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註釈を実現する方法として、例えば以下のものがありますが、まとまった方法はありません。

図表など視覚的資料の追加

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視覚的に説明したほうが簡単な箇所がいくつかあるかもしれません。これは、通常の方法で作品に画像を追加することによってできます。この種の註釈には、テキスト中で言及されたあらゆる種類の図画(とりわけ絵画や挿絵など)や、地図、テキスト中のある箇所に対して補足的説明をする図表などが該当します。

必ず、追加した画像はWikisource利用者が追加したもので、原作にはないものであることを、明示してください。単純な装飾のみを追加することは認められません。

フローティング・テンプレート

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Category:註釈用テンプレートを参照

テンプレートは、註釈の共通形式を表示するように作成されています。註釈用テンプレートは一般的に、視覚的に判別可能なボックスとして画面の右側あるいはテキスト本体の外側にフロートします。

この種の註釈として、例えば{{dated}}(日付)や{{place}}(場所)、{{taxon}}(生物学的分類群)などが挙げられます。

脚註

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ヘルプ:脚註と後註を参照

註釈は、底本の註釈とまさしく同様に、<ref> ... </ref>形式で追加できます。これらは<references />タグや{{smallrefs}}テンプレートによってページ下部に集約されます。

これらの註釈は{{user annotation}}テンプレートによっても追加できます。このテンプレートを使うと、註釈がWikisource利用者によって追加されたものであり、原作には存在しないことを明示できます。

ツールチップ

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ツールチップは、閲覧者がマウスカーソルを特定の語句上に合わせたときに表示されます。これは、タイプミスなどの誤記において一般的です。{{tooltip}}か{{Sic}}をご利用ください。

注意点として、{{Sic}}を単なる底本の誤字に使用しただけでは註釈には含まれません。しかし、いずれかのテンプレートを旧表記や古語の説明に用いた場合は註釈としてカウントされます。原作の意図が不明瞭な場合、その箇所が意図することに関する示唆を追加してはなりません;なぜなら、これらは解釈的であって客観的な註釈ではないからです。

ツールチップは、同じ巻・作品であれ異なる巻・索引であれ、どこかで出版された正誤表があることを伝えるために使用されるかもしれません。単に正誤表があると説明するだけの註釈は、そのページのheaderテンプレートのnote欄に書くことが考えられます。

ウィキリンク

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Wikisource:ウィキリンク英語版)を参照

テキスト本体内の語句にウィキリンクを追加することがあるかもしれません。ウィキリンクによっては推奨されないものがあるので、ウィキリンクの方針の草案英語版)をご確認ください。一部のウィキリンクは、この方針の草案のもと、「註釈」とはみなされずに利用することができます。

註釈の削除

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底本から註釈を削除するのは、極めて限られた場合にのみ認められます。以下のすべてを満たす必要があります。

  1. 註釈のない版が存在しない作品であること。註釈なしで出版されたことがないか、または註釈のない版が何らかの理由で入手できないこと。
  2. 底本の註釈がついた完全なオリジナル版もWikisourceに投稿されていること。
  3. 全註釈を削除して、註釈のない作品のみとすること。一部分のみの削除は不可。

関連項目

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