正教要理問答/守護神使に捧ぐる祈祷

しゅしん使に捧ぐる祈祷 編集

ハリストスしん使わが聖なるしゅしゃわがたましひからだを守る者や われ今日をかせし罪をことごとゆるわれわがあだもろもろはかりごとよりすくいささかも罪を以て神のいかりまねくことなからしめ給へ なほ我罪なるあたらざるぼくの為に祈りて我を聖三者せいさんしゃわがしゅイイスス ハリストスの母と諸聖人のめぐみあはれみを受くるにたゆる者とならしめ給へアミン

問 これは誰に捧ぐる祈祷なりや
答 守護しゅごしん使ささぐる祈祷なり
問 此祈祷を以て我等は如何なることを神に願ひ求むるや
答 我等をつみあくよりすくいだまた我等にかはりて神に祈らんことを願ひ求むるなり
問 守護しゅごしん使とは誰のことぞ
答 守護しゅごしん使とは無形かたちなきれいにして我等が洗礼せんれいを受けし時よりいつ生涯しゃうがいあひだ我等につきひて我等のたましひを罪よりすくひ我等のからだわざはひよりふせばんおいて我等をたすまもる者を云ふ故に此祈祷のうちにもたましひからだしゅしゃと名づくるなり