北海道舊土人保護法施行規則

• 明治三十二年四月八日内務省令第五号
• 施行:公文式第十条ないし第十二条参照
• 廃止:平成九年七月一日 → アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律附則第三条第二項に規定する北海道旧土人共有財産に係る公告等に関する省令
• 常用漢字表記:北海道旧土人保護法施行規則
• 註: 海は海、者は者、產は産、益は益、內は内、鄕は郷のJIS標準漢字 (JIS X 0208) 外の異体字である。Unicode表のBMP（基本多言語面、0面）が表示できるブラウザ環境でなければ、正しく表示されない。なお、U+FA30からU+FA60の文字は、JIS X 0213対応のフォントを指定してある。

北海道舊土人保護法施行規則

第一條　北海道舊土人保護法第一條及第四條乃至第七條ノ下付又ハ給與ヲ受ケントスル者ハ北海道廳長官ニ願出ツ可シ

第二條　北海道舊土人全體ノ共有財產ノ收益ハ舊土人全體ノ爲ニ舊土人一部ノ共有財產ノ收益ハ其ノ部內ノ舊土人ノ爲ニ之ヲ充用ス可シ但共有財產ノ性質上其ノ費途ノ目的ヲ限ラレタルモノハ他ノ目的ノ爲ニ其ノ收益ヲ充用スルヲ得ス

第三條　北海道舊土人保護法第九條ニ依リ小學校ヲ設クヘキ場所ハ主務大臣ノ認可ヲ經テ北海道廳長官之ヲ定ム

第四條　前數條ノ外|北海道舊土人保護法ノ施行ニ必要ナル細則北海道廳長官之ヲ定ム

明治三十二年四月八日

內務大臣侯爵西鄕　 從道