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公敎要理説明(こうけうえうりせつめい) 第二部(だいにぶ) 序文(じょぶん)
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▲足(た)らず、尚天主(なほてんしゅ)の十誡(じっかい)と聖会(せいくわい)の律令(おきて)とを守(まも)らねばなりませぬ。
第(だい)十の問(とひ)の処(ところ)で云(い)はれた通(とほ)り救霊(たすかり)に至(いた)るには先(ま)づ其道(そのみち)を知(し)らねばならぬから第(だい)一部(ぶ)で其道(そのみち)、即(すなは)ち信(しん)ずべき事(こと)を教(をし)へた。又道(またみち)は知(し)った計(ばか)りで足(たら)ず、実際行(じっさいゆ)くのが大事(だいじ)であるから、第(だい)二部(ぶ)では其道(そのみち)を行(ゆ)く事(こと)、即(すなは)ち守(まも)るべき事(こと)を教(をし)へる。
は主(おも)に二種(ふたどほり)、即(すなは)ち
とであって十誡(じっかい)は直接(ちょくせつ)に、律令(おきて)は教会(けうくわい)を以(もっ)て間接(かんせつ)に天主(てんしゅ)から与(あた)へ給(たま)ふ所(ところ)である。