ニカイア教父とニカイア後教父: シリーズ II/第1巻/エウセビオスの教会史/第3巻/第12章

第3巻

第12章

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<< ウェスパシアヌス帝はダビデの子孫を探すよう命じる>>


彼はまた、エルサレムを征服した後、ウェスパシアヌスがダビデの血統に属する者全員を探し出すよう命令し、王族がユダヤ人の中に一人も残らないようにしたと伝えている。その結果、ユダヤ人は再び最も恐ろしい迫害に見舞われた。[1]


脚注

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  1. エウセビオスがこの章の記述の典拠としてヘゲシッポスを挙げているかどうかは定かではない。エウセビオスはヘゲシッポスの名前を挙げていないからだ。しかし、彼はこの記述を誰か他の人の典拠に挙げており、直接の歴史的記述として挙げているわけではない。なぜなら、動詞は不定詞であり、2章前に出てくるλόγος κατέχειなどの他の語句を補うよりも、前の章の最後の言葉である῾Ηγήσιππος ἱστορεῖを補う方がはるかに自然だからである。どの語句を補うべきかについては翻訳者の間で意見が分かれているが、この記述が前の章と同じ典拠に基づいていることは疑いようがないと思う。いずれにせよ、この報告にはあり得ないところはまったくない。ウェスパシアヌスとその後継者たちはユダヤ人を非常に厳しく監視していたし、これは将来の革命を防ぐためのごく自然な方法だったはずだからだ。同じやり方はドミティアヌスもとった。第 19 章と第 20 章を参照。ウェスパシアヌスがユダヤ人に対して迫害を起こしたという記録は他には見当たらない。したがって、それが迫​​害と呼ぶに値するものであったとしても、大したことはなかったと結論づけることができる。


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