詩九十二篇・九十五篇・九十八篇・百篇 (日本聖公会訳)

九十二くじふにへん

編集

1 しゅ感謝かんしゃするはきかな

至高いとたかものよ、御名みなたたふるは甚善いとよきかな

2 あしたしゅあいあらは

よな〳〵しゅまことあらはすは いとよきかな

3 すぢ楽器なりものさうとをもち

ことたへなるもちふるはいとよきかな

4 そはしゅよ わざをもてわれたのしませたまへり

われ御手みてわざを、よろこびほこらん


ちち聖霊せいれいに 栄光えいこうあれ

はじめにありいまあり 世々よよかぎりなくるなり アァメン

九十五くじふごへん

編集

1 いざわれらしゅむかひてうた

すくひいはむかひてよろこばしきこゑげん

2 われ感謝かんしゃもてまへにゆき

しゅむかうたをもてよろこばしきこゑげん

3 しゅおほいなるかみなり

もろ〳〵のかみまされるおほいなるわうなり

4 ふかところみなにあり

やま頂上いただきもまたかみのものなり

5 うみかみのもの、つくたまふところなり

かわけるまたそのにて、つくりたまへり

6 いざわれらをがひれ

われらをつくれるしゅまへに、ひざまづくべし

7 しゅわれらのかみなり

われらはそのまきたみ、そののひつじなり

8 「けふなんぢらみこゑをけよかし

なんぢあらにてかみこころみ、かついからしゝごとく、こころ頑固かたくなにするなか

9 そのときなんぢらの列祖おやたちわれをこゝろみ

われためし、がわざをたり

10 われそののためにうれひて、十年じふねんたり

われへり、かれらはこころあやまれるたみ、わがみちらざりき

11 このゆゑわれいきどほりてちかへり

かれらは安息やすみるべからずと」


ちち聖霊せいれいに 栄光えいこうあれ

はじめにありいまあり 世々よよかぎりなくるなり アァメン

九十八くじふはちへん

編集

1 あたらしきうたしゅむかひてうた

そはたへなることをおこなひ

2 そのみぎそのうでをもて

おのれのためにすくひをなしへたまへり

3 しゅはそのすくひらしめ

そのをもろ〳〵の国人くにびとまへあらはしたまへり

4 その憐憫あはれみ真実まこととをイスラエルのいへむかひてねんしたまふ

はてもことごとくかみの すくひをたり

5 ぜんよ しゅむかひてよろこばしきこゑげよ

こゑはなちてよろこびうたひめたゝへよ

6 ことをもてしゅ

ことうたこゑとをもてめたゝへよ

7 ラッパと角笛つのぶえふきらし

わうエホバのまへよろこばしきこゑをあげ

8 うみなかてるものなりどよみ

世界せかい世界せかいむものなりどよむべし

9 大水おほみづ

もろ〳〵のやま相共あひともしゅまへに よろこびうたふべし

10 しゅさばかんためきたりたまへばなり

しゅ世界せかいさばき、公平こうへいてもろ〳〵のたみを さばきまはん


ちち聖霊せいれいに 栄光えいこうあれ

はじめにありいまあり 世々よよかぎりなくるなり アァメン

ひゃくへん

編集

1 ぜんしゅむかひてよろこばしきこゑをあげよ

歓喜よろこびいだきてしゅつかへ、うたひつゝしゅの まへたれ

2 しゅこそかみにますなれ

われらをつくたまへるものしゅましませば、われらはものなり

3 われらはたみなり

そのまきのひつじなり

4 感謝かんしゃしつゝかどり、めたゝへつゝ大庭おほには

感謝かんしゃして御名みなめたゝへよ

5 しゅめぐみふかく、憐憫あはれみ かぎりなく

真実まこと萬世よろづよまでにおよぶなり


ちち聖霊せいれいに 栄光えいこうあれ

はじめにありいまあり 世々よよかぎりなくるなり アァメン

この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
原文:
 

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。

 
翻訳文:
 

この著作物は、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(回復期日を参照)の時点で著作権の保護期間が著作者(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者)の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)50年以下である国や地域でパブリックドメインの状態にあります。


この著作物は、アメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。