「Page:死霊解脱物語聞書.pdf/47」の版間の差分

→‎未校正: ページの作成:「見づぎ申べしと。ことうけすれば。其時和尚もきげんよく {{r|急|いそ}}ぎ寺に{{r|帰|かへ}}りつゝ。すぐに{{r|方丈|はうぢやう}}…」
 
 
ページの状態ページの状態
-
未校正
+
校正済
ページ本文(参照読み込みされます):ページ本文(参照読み込みされます):
3行目: 3行目:
に近付。{{r|夜前|やぜん}}の{{r|灵魂|れいこん}}はいよ{{〱}}去。菊は{{r|本復|ほんぶく}}したれども
に近付。{{r|夜前|やぜん}}の{{r|灵魂|れいこん}}はいよ{{〱}}去。菊は{{r|本復|ほんぶく}}したれども
{{r|衣食|ゑじき}}{{r|倶|とも}}に{{r|貧|まづ}}しければ。命をさそふるたよりなし。爾るに
{{r|衣食|ゑじき}}{{r|倶|とも}}に{{r|貧|まづ}}しければ。命をさそふるたよりなし。爾るに
かれを{{r|存命|んめい}}さするならば。{{r|多|おほ}}くの人の{{r|化益|けやく}}なるへし。なに
かれを{{r|存命|んめい}}さするならば。{{r|多|おほ}}くの人の{{r|化益|けやく}}なるへし。なに
とぞ命を{{r|扶|たす}}けたく思ふに。{{r|先|まつ}}{{r|各〻|をの{{〱}}}}も{{r|古着|ふるぎ}}のあらば
とぞ命を{{r|扶|たす}}けたく思ふに。{{r|先|まつ}}{{r|各〻|をの{{〱}}}}も{{r|古着|ふるぎ}}のあらば
一つあてとらせよ。我も一つはおくるべし。さて方丈の御{{r|膳|ぜん}}
一つあてとらせよ。我も一つはおくるべし。さて方丈の御{{r|膳|ぜん}}