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(→未校正: ページの作成:「見づぎ申べしと。ことうけすれば。其時和尚もきげんよく {{r|急|いそ}}ぎ寺に{{r|帰|かへ}}りつゝ。すぐに{{r|方丈|はうぢやう}}…」) |
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に近付。{{r|夜前|やぜん}}の{{r|灵魂|れいこん}}はいよ{{〱}}去。菊は{{r|本復|ほんぶく}}したれども |
に近付。{{r|夜前|やぜん}}の{{r|灵魂|れいこん}}はいよ{{〱}}去。菊は{{r|本復|ほんぶく}}したれども |
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{{r|衣食|ゑじき}}{{r|倶|とも}}に{{r|貧|まづ}}しければ。命をさそふるたよりなし。爾るに |
{{r|衣食|ゑじき}}{{r|倶|とも}}に{{r|貧|まづ}}しければ。命をさそふるたよりなし。爾るに |
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かれを{{r|存命| |
かれを{{r|存命|ぞんめい}}さするならば。{{r|多|おほ}}くの人の{{r|化益|けやく}}なるへし。なに |
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とぞ命を{{r|扶|たす}}けたく思ふに。{{r|先|まつ}}{{r|各〻|をの{{〱}}}}も{{r|古着|ふるぎ}}のあらば |
とぞ命を{{r|扶|たす}}けたく思ふに。{{r|先|まつ}}{{r|各〻|をの{{〱}}}}も{{r|古着|ふるぎ}}のあらば |
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一つあてとらせよ。我も一つはおくるべし。さて方丈の御{{r|膳|ぜん}} |
一つあてとらせよ。我も一つはおくるべし。さて方丈の御{{r|膳|ぜん}} |
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