ニカイア教父とニカイア後教父: シリーズ II/第3巻/ルフィヌス/使徒信条の解説/序文

使徒信条の解説。

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この信条の解説は、司教ラウレンティウスの要請により行われた。ラウレンティウスの司教区は不明であるが、フォンタニーニの著書『ルフィヌスの生涯』によれば、その司教区はルフィヌスの生誕地であるコンコルディアであったと推測されている。

正確な日付は特定できませんが、彼が東方に長く滞在した後でラテン語を書くのが困難だったことについて、他の著書で述べているように何も述べていないこと、また文体が比較的容易であることから、おそらくアクイレイア滞在の後半、つまり 307 年から 309 年頃に書かれたものと思われます。

その価値は、(1)5世紀初頭の地方教会における信条の状態、特にそのバリエーションを証言している点(アクイレイア教会の「イエス・キリスト。見えざる父、受難なき父。肉なる人間の復活」)、(2)西洋神学の形成に東洋の思想が適応したことを示す点、(3)旧約聖書と新約聖書の外典の正典を提供している点など、かなり大きい。

解説は明快かつ合理的であり、フェニックスからの主の処女懐胎の議論など、ごくわずかな箇所を除いて、今でも私たちにとって役立っています。

ルフィヌスが解説している信条の言葉を前置きとして付け加えます。

アクイレイア信条の英語版だけでなく、ラテン語の原文も掲載することが望ましいと思われます。この信条に特有の単語や文字はイタリック体で表記されています。

1. Credo in Deo Patre omnipotenti invisibili et impassibili

1. I believe in God the Father Almighty, invisible and impassible.

2. Et in Jesu Christo, unico Filio ejus, Domino nostro;

2. And in Jesus Christ, His only Son, our Lord;

3. Qui natus est de Spiritu Sancto ex Maria Virgine;

3. Who was born from the Holy Ghost, of the Virgin Mary;

4. Crucifixus sub Pontio Pilato, et sepultus;

4. Was crucified under Pontius Pilate, and buried;

5. Descendit ad inferna; tertia die resurrexit a mortuis;

5. He descended to hell; on the third day he rose again from the dead.

6. Ascendit in cœlos; sedet ad dexteram Patris;

6. He ascended to the heavens; he sitteth at the right hand of the Father;

7. Inde venturus est judicare vivos et mortuos;

7. Thence he is to come to judge the quick and the dead.

8. Et in Spiritu Sancto;

8. And in the Holy Ghost;

9. Sanctam Ecclesiam;

9. The Holy Church.

10. Remissionem peccatorum;

10. The remission of sins.

11. Hujus carnis resurrectionem.

11. The resurrection of this flesh.

(翻訳)

1. 私は、目に見えず、触れることもできない全能の父なる神を信じます。

2. そして、神の独り子、私たちの主、イエス・キリストを信じます。

3. 聖母マリアから聖霊によって生まれ、

4. ポンテオ・ピラトの下で十字架につけられ、埋葬されました。

5. 彼は地獄に下り、三日目に死からよみがえりました。

6. 彼は天に昇り、父の右に座しました。

7. そこから彼は生者と死者を裁くために来られます。

8. そして聖霊、

9. 聖なる教会、

10. 罪の赦し、

11. この肉体の復活を信じます。


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翻訳文:

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