トーク:清国ニ対スル宣戦ノ詔勅

最新のコメント:11 年前 | トピック:底本について | 投稿者:庚寅五月

底本について 編集

現在の底本は御署名原本(毛筆・楷書)だと思われますが、詔勅を活字の形で公表した官報を底本とした方がよいのではないでしょうか。両者の間には、示偏「ネ」と「示」、一点之繞と二点之繞、「着着」と「著著」、「図」と「圖」などの表記上の違いが見られますが、これらは多分に書体の違いに起因するものであり、御署名原本を忠実に再現した表記が正しく、官報の表記が間違いだというわけではないと思います。--庚寅五月トーク2012年7月16日 (月) 21:24 (UTC)返信

ご意見に感謝します。わたしは、特に御署名原本に拘っている訳ではないので、正式な文書を底本とするなら官報でも構わないと思います。--李王職トーク2012年7月17日 (火) 11:24 (UTC)返信
活字である官報を優先するというご主旨については、字体の細かな差異の部分についてどちらを用いるかという点は概ね同意致します。ただ、この記事に限らない一般論として、誤字脱字の有無という観点に立てば、御署名原本には「原稿誤り」しかないのに対し、官報には「印刷誤り」という技術的なミスが発生する確率が追加されるため、正確性の上で御署名原本に劣る場合もあります。特に、昭和22年5月3日以降の国立印刷局官報有料検索サービスでは正誤訂正の有無の検索が比較的容易であるのに対し、それより前の時代の官報を参照できる国立国会図書館デジタル化資料のほうはそこまでの検索性能はない(誤字に対する正誤訂正を探すのが一苦労である)ようなので、「戦中戦前の官報に明らかな誤字が認められ御署名原本では正しくなっている」ような場合は官報に依拠しない、という場合も出てくるということは留保したいと思います。--無言雀師トーク2012年7月17日 (火) 11:30 (UTC)返信

李王職さん、無言雀師さん、コメントありがとうございます。異議が提出されなければ、後日、官報を底本として本文を改めてみます。

無言雀師さんご指摘の官報に誤字脱字が含まれる場合については、確かに官報を底本としないという選択肢も考えられそうです。ただ、その場合でも公式な活字体表記が存在するわけですから、表記に限っては、御署名原本の筆記体を忠実に再現するのではなく官報に依拠した方がよいのではないかと思います(あるいは、誤字脱字を含んだ官報をそのまま底本とし、脚註を用いて正誤を明示する[]、法令全書を底本とする、などの選択肢も考えられます)。--庚寅五月トーク2012年7月17日 (火) 20:51 (UTC)返信

官報を底本として表記を改めました。当方の環境で旧字が再現できなかった「即」「博」「爵」などについては、とりあえず新字を充ててあります。ついでに新字体版も掲げておきました。--庚寅五月トーク2012年7月22日 (日) 14:30 (UTC)返信
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