歌詞

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一、
頃は菊月半ば過ぎ
我が帝国の艦隊は
大同江たいどうこう艦出ふなでして
敵の在処ありかを探りつつ

二、
目指す所は大孤山たいこさん
波を蹴立てて行くみち
海羊島のほとりにて
彼の北洋の艦隊を

三、
見るより早く開戦し
あるいは沈め又は焼く
我が砲撃に彼のふね
あと白波と消え失せり

四、
忠勇義烈のたたかい
敵の気勢を打ちひしぎ
我が日の旗を黄海の
波路なみじに高く輝かし

五、
いさおをなして勇ましく
各艦共に挙げ競う
凱歌は四方よもに響きけり
凱歌は四方に響きけり

 

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。