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行し散曼し大毒となり、嶽すれば命を失ふに至る。藥も亦然り。令一丸一刀圭にても効力ある藥を輕卒には服すべからず。恐るべきは此物なり。其法に合はざるときは害あるがゆゑなり。

頼壯實不可過房   (壮実を頼んで、房をすごすべからず。)

人の精水は生涯其量の定りたるものにはあらず。一氣の感動によつて血液中の精氣分利し一種の霊液となして射し出せるなり。故に生霊たる人物をも生ず。かくあるものを満に房に人精水を費す時は、身の精氣を減耗し、生命を損すること言葉を待ずして知るべし。

勤動作不可好安   (動作を勤めて、安を好むべからず。)

血液は飲食化して成り、一身を周流し、蘯夜に止らざる事河水の止らざるが如し。此内より阿弥陀にてセイニューホクトと名づくる物を製し出す。第人の氣と名づくるもの是なり。余が解體新書に?する???亦是なり。冒涜は利なきに何、あるに似たり。??とこみ?といへども校訂すれば一理なり。推理小説に置くところ???に置し、合せ見るべし血液は此力を以て順り、氣は血液の潤いを以て立こと一つなるが如し。此二物の妙用によつて生涯を保つ事業人異事なし。然れども日々に生じ日々に?のみにては害ある事故、天より主る物を具へ、内には当