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びイイススがかみみぎてるを五六へり、よ、われてんひらけて、ひとかみみぎてるをる。 五七しかれども彼等かれらおほいなるこゑもつさけびて、みゝおほひ、こゝろおなじくしてかれせまり、 五八まちそといだして、いしもつかれてり。證者等しょうしゃらおのれころもひとり少年せうねん、サウルとづくるもの足下そくかき、 五九いしもつてステファンをてり。かれいのりてへり、しゅイイススよ、たましひけよ、 六〇すなはちひざかゞめ、おほいなるこゑもつびてへり、しゅよ、つみ彼等かれらするなかれ。これひてねむれり。

第八章

サウルはかれころされしことをよしとせり。當日そのひおほいなる窘逐きんちくはイエルサリムに教會けうくわいおよび、使徒しとほかみなイウデヤとサマリヤとの各地かくちさんじたり。 敬虔けいけんなる人人ひとびとステファンをはうむり、これためおほいなる痛哭つうこくせり。 サウルは教會けうくわい殘害ざんがいし、家家いへいへり、男女なんにょきて、ひとやわたせり。 ときさんじたるものあまねきて、ことば福音ふくいんせり。 フィリップはサマリヤのまちくだりて、彼等かれらにハリストスをつたへたり。 たみはフィリップがおこなひし休徴きうちょうかつて、こゝろいつにしてつゝしみてそのところけり。 けだし汚鬼をきおほいなるこゑもつさけびて、これらるゝおほくのものよりで、またおほくの癱瘋ちゅうぶうおよあしなへものいやされたり。