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ひしときなるをれり。こゝおいかれみづかおよその全家ぜんかみなしんじたり。 五四第二だいに休徴きうちょうなり、イイスス イウデヤよりガリレヤにきたりて、これおこなへり。


第五章

厥後そののちイウデヤじん節筵まつりありて、イイスス イエルサリムにのぼれり。 イエルサリムにひつじもんかたはらいけあり、エウレイのことばにワィフェズダとふ。 これひていつゝらうあり。うちおほくの病者びやうしゃ瞽者めしひ跛者あしなへるゝものして、みづうごくをてり。 けだししゅ使つかひときありていけくだりて、みづうごかせり、みづうごのちいけものは、なんやまひうれふるにろんなく、ゆるをたり。 彼處かしこ一人ひとり三十八年さんじふはちねんやまひうれふるものありき。 イイススかれせるをそのこれうれふることすでひさしきをりて、かれふ、なんぢえんことをほつするか。 病者びやうしゃこたへてへり、しゅよ、しかり、たゞみづうごときわれたすけて、いけくだひとなし、きたときは、他人たにんわれさきだちてくだる。 イイススかれふ、きて、なんぢとこりてけ。 其人そのひとたゞちえ、其牀そのとこりてけり、安息日スボタなり。 一〇ゆゑにイウデヤじんいやされしものへり、安息日スボタなり、なんぢとこるはよろしからず。 一一かれこたへてへり、われいやしゝものは、われなんぢとこりてけとへり。

一二彼等かれらへり、なんぢに、とこりてけとひし