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ひと中藏うちりたればなり。

第三章

ファリセイうちはニコディムとひとあり、イウデヤじんつかさひとりなり。 ひとよるイイススにきたりて、かれへり、夫子ラウワィ我等われらなんぢかみよりきたりしなるをる、けだしなんぢおこなところ休徴きうちょうは、かみこれともにせずば、ひとおこなあたはず。 イイススかれこたへてへり、われまことまことなんぢぐ、ひとうへよりうまれずば、かみくにるをず。 ニコディムかれふ、ひとすでゆれば、如何いかんうまるゝをん、あにふたゝび其母そのはゝはらりて、うまるゝをんや。 イイススこたへてへり、われまことまことなんぢぐ、ひとみづおよしんよりうまれずば、かみくにるをず。 にくよりうまれしものにくなり、しんよりうまれしものしんなり。 なんぢなんぢうへよりうまるべしとひしをあやしむなかれ。 かぜほつするところく、なんぢ其聲そのこゑけども、そのいづこよりきたり、いづこくをらず、およしんよりうまれしものくのごとし。 ニコディムかれこたヘてへり、いづくんことあるをん。 一〇イイススこたへてへり、なんぢはイズライリのたるに、なほことらざるか。 一一われまことまことなんぢぐ、我等われらところひ、ところしょうす、しかうしてなんぢ我等われらしょうけず。

一二われことひしに、なんぢしん