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者は
我等の
中に
興れり、
神は
其民を
眷みたり。
一七彼に
於ける
此の
聲聞はイウデヤの
全國及び
其四方に
揚れり。
一八イオアンの
門徒は
悉く
此等の
事を
彼に
告げたれば、
一九イオアン
其門徒の
二人を
召し、イイススに
遣して
曰へり、
來るべき
者は
爾なるか、
抑我等他の
者を
俟つべきか。
二〇彼等イイススに
來りて
曰へり、
授洗イオアン
我等を
爾に
遣して
云く、
來るべき
者は
爾なるか、
抑我等他の
者を
俟つべきかと。
二一斯の
時彼は
多くの
者を
諸の
疾、
病及び
惡鬼より
医し、
又多くの
瞽者に
見ることを
賜へり。
二二イイスス
彼等に
曰へり、
往きて、
見し
所聞きし
所をイオアンに
告げよ、
即瞽者は
明き、
跛者は
歩み、
癩者は
潔まり、
聾者は
聴き、
死者は
起き、
貧者は
福音す。
二三凡そ
我の
爲に
惑はざる
者は
福なり。
二四イオアンの
使者が
去りし
後、イイスス イオアンの
事を
擧げて
民に
謂へり、
爾等何を
観んとして
野に
出でしか、
風に
動かさるる
葦か、
二五抑何を
観んとして
出でしか、
柔き
衣を
衣たる
人か、
視よ、
錦を
衣て
奢れる
者は
王の
宮に
在り。
二六然らば
何を
観んとして
出でしか、
預言者か、
然り、
我爾等に
語ぐ、
彼は
預言者より
大なり。
二七彼は
即夫の
録して、
視よ、
我我が
使を
爾の
面前に
遣し
爾に
先だちて、
爾の
道