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かけてある鈴をならして心を慰めながら、また筆をとつたといふことです。その書齋を鈴の屋といふのは、かうしたことから、つけられた名であります。

鈴の屋の宣長
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鈴の屋の宣長

宣長は、櫻の花を好み、みづからゑがいた肖像畫に、

 敷島の大和心を人とはば
    朝日ににほふ山櫻花

と書きそへてゐますが、この歌は、わが國民の精神を、いかにもよくよみあらはしてをり、廣く世に傳