文字を以て表はさるゝ數を基數とす. e {\displaystyle e} は自然數 m {\displaystyle m} が限りなく增大するとき
の近迫する所の極限にして,其値は次の如し.
對數表の作者ジョン,ネピールは
を用ゐたり.
e {\displaystyle e} なる數の起源を說明せんこと此册子の分に過ぎたり.對數表の用法及び對數計算の巨細はた然り.
(四)
開法及び一般に a x {\displaystyle a^{x}} の計算には,實際上封數表を用ゐるを便利とす.此處には其最簡單なる場合,卽ち開平法の演算を簡略に說明せんとす.
正數 a {\displaystyle a} が十進命數法に於て與へられたるとき,其平方根 a {\displaystyle {\sqrt {a}}} の十進展開を求む.