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十
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極限及連續的算法
は卽ち無理數の關係せる四則の定義に外ならず.是れ畢竟無限小數を以て數を表はすの思想を擴張せる者にして,思巧の跡最明透なり.唯同一の數を定むべき基本列數が限りなく多くの異なる形式を有し得べきの一點最も憾むべしとなす.
(五)
有理數の四則算法を旣定とし,之より極限の觀念によりて無理數の關係せる四則の意義を定め,竟に四則算法は,關係せる數の有理無理たるを問はず,凡ての場合に汎通せる法則に遵ふを確め得たり.今更に統一的の見地より此結果を觀察せんとす.
四則は連續的算法なり., なる二數に或る算法を施すとき此算法を と名づけ,, に なる算法を施せる結果を書き表はすに なる記號を以てす.今 , に充分接近せる近似値 , を採りて之に同一の算法を施し,以て をして豫め隨意に定められたる程度まで に接近せしむることを