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(二)
量の原則

より大なり,
より小なり,

等しといひ大小といふ語の意義は,よく第一章(二)及第三章(一)に揭げたる規定に遵ふべきを要す.又量の間に成立する關係は其量に代ふるに之に等しき他の量を以てせるが爲に影響を被ることなしとす.例へば なるとき なる如き是なり.

第二,量の加合に關する原則.

一, なる二つの量の與へられたるときは,之を加合して,一定せる第三の量 を得,

が一定の量なりとは, より を論斷し得べしといふに異ならず.

二,組み合はせの法則.

三,交換の法則.