Page:Shinshiki Sanjutsu Kogi 00.djvu/121

このページは校正済みです
105
(二)
整除の鑑識

となすとき

と置かば

より

を得.是故に にて除して得らるべき最小の正剩餘は, の凡ての位の數字の和 にて除して得らるべき最小の正剩餘に等し. 若し より小ならば は卽ち此剩餘にして 若し に等しからば の倍數なり. 若し より大ならば更に のすべての位の係數の和 を 作りて此の鑑定法を適用すべし.