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るは最早五十の坂を越えたる老婆なるに拘らず余等を自動車に載せて自ら是を操り往復七十哩のドライブをなし更に歸宿後は自ら調理せる夕餐を余等に饗して款待頗る力めたり、出でゝはハンドルを握り入りては包丁を取る、因循姑息なる日本婦人の如きは米國婦人の此活動に對して正に慚死すべき也。