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日月有數。大小有定。聖功生焉。神明出焉。其盜機也。天下莫能見。莫能知 。 君子得之。固躬。小人得之。輕命。

日月の運轉するや一定の法あり。大を陽とし、小を陰とす。陰陽各其の則あり。而して天地の活動あり。此に神明の德を見るべし。至人は此の理を知りて以て之を應用する者り。之を盜機と云ふ。君子は斯の機微る理を得て以て其身を固むれども小人は却て其命を輕んずるに至るものり。以上は中篇の大要り。其根底に於ては上篇と異なる所し。 陰陽自然の理に從ふこと是れのみ。凡て常人の見得ざる所に於て甚深微妙の理あることを知るべし。