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と心もとなし。にわかにわづらふ人のあるにげんざもとめにやりてまつほど。へんつくかた人にて。持にもありもしはかちもしぬべきに。へんの一あるを心よせの人にめくばせてえさすれど。とみにみつけぬほどこそわすれてをよびもさしいでて。をしへつべくおぼゆれ。ふたあゐのあふぎそで。
さだまりてにくき物。めのとのおとこ。
むかしおぼえてふようなるもの。ふぢのかゝりたる松のかれたる。
とをくてちかき物。ごくらく。くらまのつゞらおり。しはすのつごもりと。正月一日と。宮のべのまつり。
ちかくてとをき物。思はぬはらからのなか。めおとこもさぞある。舟のみち。
たのもしき物。心地わづらふにすはうはじめたる。やむ事なきくざく經のほう。たのもしげなき物。六位のかしら白き。風はやき日。ほかけてはしらする舟。心みじかう人わすれがちなりときく人を。むこにとりたるが夜がれがちなる。そらごとする人のさすがに人のことなしがほにて。たしうけたる。としいたうおいたる人の心地あしうしてひさしうなりぬる。一ばんにかちぬるすぐろく。
こゝろにくき物。物へだてゝきくに。女房のとはおぼえぬてのおと。しのびやかにきこ