あふことを 玉のをにして すくれとも それさへうとく
なりゆけは 何によりてか さゝかにの 命をしはし
かけもせむ なをもみまくの ほしかるは また二葉なる
なてしこの 花のうへなる ゆふつゆの 思ひをくにも
いとゝしく こゝろの闇の はれやらぬかな
別れつゝ 幾としふとも 命たに あらはふたゝひ 歸らさらめや