斷 片 24
彼等は俺達を憂鬱であると云つた 俺達が何時憂鬱であるか 彼等は明るい群に入りたがつた ヂヤヅで心をしびれさしたいのであつた 俺達は火藥よりも明るく彈丸よりも明確でありたいのだ。
斷 片 25
最後まで打ちこぼれない巨大なる實体があることを俺は知つてゐた 俺は今 それは外にあるものでなく我と我等の間にある事を確信する