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    麥の穗を泪に染めて啼く雲雀

    一日々々麥赤らみて啼く雲雀

    鐘も撞き住持もしたり麥の秋

     逢桑門

    いざともに穗麥くらはん草枕

    麥刈つて稻舟見せよ最上川

     五月十一日武府を出て故鄕に赴く人々川崎迄送り來りて餞別の句をいふ其かへし

    麥の穗をたよりにつかむ別れ哉