Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/62

このページは校正済みです

きて

    花菖蒲一夜に枯れしもとめ哉

     留別

    あやめ草足に結ばん草鞋の緖

     佐藤庄司が舊跡の寺に義經の太刀辨慶の笈をとゞめて什物とす

    笈も太刀も五月にかざれ紙幟

    粽結ふ片手にはさむ額髮

鵜飼

    一文の酢の錢落す鵜川哉

     鵜舟も通り過ぐる程に歸るとて