地にたふれ根により花のわかれ哉
先づ知るや宜竹が尺八に花の雪
布袋賛
もの干や袋の中の月と花
小初瀨や花に暮れゆくはん袋
京は九萬九千群集の花見哉
山は不二このみちのくに櫻かな
うかれける人や初瀨の山櫻
吹く風に尾細うなるや犬櫻
磯山や櫻をゆする波の音