Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/205

このページは校正済みです

こと久しきまゝにまみえんことを契りしに終に其日を待たず初冬一夜の霜ときえぬけふは早一めぐりにあたるといふをきゝて

    其形見ばや枯木の杖の長

木の葉  

    落葉して糠味噌壷もなかりけり

    留主の間に荒れたる神の落葉哉

    三尺の山も嵐の木の葉かな

    けさ散りし甲斐の落葉や田子の浦

     多度權現を過ぐるとて