此繪書きたる人は檜原某外記とて十三歲なる由筆の運の美しかりければざれ句書き侍る
霞
霞やら花の雲やら煙やら
季吟勸進
和歌のあととふや出雲の八重霞
春なれや名もなき山の朝霞
大比枝やしを引捨てし一と霞
矢橋歸帆
夕霞赤石の浦を帆の面