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十六夜

    十六夜ははつかに闇のはじめ哉

     堅田にて

    十六夜や海老煮る程の宵の闇

    やすと出でゝいざよふ月の雲

    十六夜も又更科の郡かな

     石山へ諧づる道にて

後の月

    橋桁のしのぶは月の名殘哉

     仲秋の月は更科の里姨捨山に慰めかねて猶あはれさの目にもはなれずながら長月十三夜になり