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    あとさきを思へば淋しけふの月

    木を伐つて本口見ばやけふの月

     淺水の橋をわたる俗にあさうつと云ふ淸少納言の橋はと有る一條あさむつのと書ける處とぞ

    あさむつや月見る旅の明はなれ

    月見せよ玉江の蘆を刈らぬ先

     月を詫びつたなきを詫びてわぶと答へんとすれど問ふ人もなし猶詫び