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    馬に寐て殘夢月遠し茶の烟

    見る影やまだ片形も宵月夜

    雲をり人を休める月見哉

     いさゝかなるところに旅立ちて舟の中に一夜を明して曉の空篷より頭をさし出して

    明けゆくや二十七夜も三日の月

    川船やよい茶よい酒よい月夜

    坐頭かと人に見られて月見哉

     鹿嶋根本寺にて二句