古將監が古實に語りて
月や其鉢の木の日の下面
簑虫庵
今宵誰吉野の月も十六里
名月の二つあつても瀨田の橋
我宿は四角な影を窓の月
山寒し心の底や水の月
明月や池をめぐりて夜もすがら
畦止亭題月下送兒
月すむや狐怖がる兒の供