今日よりや書付消さん笠の露
乳母草を誰結べとや朝の露
とく〳〵の淸水にて
露とく〳〵こゝろみにうき世すゝがばや
畫讃
西行の草鞋もかゝれ松の露
野分
吹きとばす石は淺間の嵐哉
穗芒に思ふまゝなる野分かな
見處のあれや野分の後の菊
茅舍の感