あらがねの蕪召されて若菜哉
子の日
子の日しに都にゆかん友もがな
春寒
春寒や垣根にのこる雪こかし
杉風夢想
二月
捧げたり二月中旬初茄子
神路山を出るとて西行の泪を慕ひ增賀の信を悲む
裸にはまだ如月の嵐かな
朧
唐崎の松は花より朧にて
あれこれを集めて春は朧かな