落梧ぬしをさなきものをうしなひけることをいたみて
もろき人に譬へん花も夏野哉
畫讃
馬ほく〳〵我を繪に見る夏野哉
夏山
夏山や杉に夕日の一里塚
夏山や谺にあくる下駄の音
夏山や紙漉く里は飯時分
那須の光明寺にて
夏山に足駄を拜む首途哉