Page:国体論及び純正社会主義 帝国図書館 北輝次郎寄贈本.pdf/51

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民主々義の天國に至るべき途は階級闘争にあり個性發展に在り伏能啓發にあり自由戀愛にあり科學に在り――五人社會民主々義者は『人類』と『神類』とを繫ぐ鐵橋工事に服しつゝある一工夫なり――發狂漢は鐵橋工事を解せず――以上の歸結、今の生物進化論は凡て悉くその力を極めて排撃したる天地創造設を先入思想として生物進化の事實を解釋しつゝあり――字宙目的論の哲學と生物進化論の科學とは茲に始めて合致し相互に歸納となり縯繹となりて科學的宗致となる――『類神人』の語は生物進化論の結論なり


第四編 所謂國體論の復古的革命主義

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