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理由――社會主義は分配論に重きを置かず――今日の分配的限光と共産時代――個人的分配の理論的不能――分配は生産に伴ふ――圓滿なる理想としての共産主義――淸貧の平分にあらず上層を引き下ぐるに非らず――社會主義は大生産によりてのみ實現さる――ツラストの資本家間のみの合同を更に全社會の合同となす――ツラストの浪費なき大ツラスト――生産權が個人の財産權たる今日と賣官制度――小企業家と小資本家の尙存在し得べしと云ふ事實とツラストが社會主義に至ると云ふ事實とは別問題なり――鵺的社會主義と純正社會主義
第貳編 社會主義の倫理的理想
第 四 章 一五七……二一七