Page:国体論及び純正社会主義 帝国図書館 北輝次郎寄贈本.pdf/25

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せず――社會主義時代の公共心による經濟的活動――有機的活動の生理的要求――有機的休息と今日の懶惰――將來の快樂叉は精神的快樂の動機なし――勞働は今日神聖に非らず――神聖の意義――勞働を忌避するは自由民たらんとの權利思想なり――國家社會主義は勞働を忌避せしむ――今日の貨幣は人生其者の價格を代表す――貨幣の媒介なき地位と名譽とに對する利巳心の經濟的活動――万人平等の分配は權力濫用の經濟的懸隔なからしむると共に個性發展の障害なからしめんが為めなり――田島博士の獨斷的不平等論――社會主義は個性の不平等を認め分配は不平等となる――金井博士は平等に分配さるヽ購買力と云ふことを享樂及び慾望の絶對的平等と誤まる――獨斷的平等論と獨斷的不平等論――不平等の正義なりし時代と平等の正義なるべき時代――田島博士の不平等論は自殺論法なり――平等觀發展と歴史の意義――獨斷的