Page:国体論及び純正社会主義 帝国図書館 北輝次郎寄贈本.pdf/246

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現象に非らず――社會良心――進步の先驅者と犯罪者――生體の根本的組織の革命と其れに伴ふ必然的現象たお犯罪の消滅――ヂュルクハイムの承認せる宗敎的犯罪の消滅と社會主義による經濟的原因に基く犯罪の消滅――普通良心の鋭敏と刑罰の輕減――社會良心の進化――社會主義は餘りに多くを將來に期待する空想なりと云ふ先入思想――重力落下の原則と社會進化――宗敎に關する犯罪の時代と社會良心の進化――强者の意志に反する犯罪の時代と普通良心の進化――生體の根本的組織の革命と犯罪の質の變化――犯罪の質と數――偏局的社會主義時代の社會良心と社會主義時代の社會良心――樋口氏は報復主義の刑法論を取る――社會良心の進化と死刑――法律の時代と道徳の時代――個性の變異を尊重する社會心は變異の個性を犯罪視する者に非らず――今日の多くの犯罪は各階級の各異なれる階級的良心と國家社會の利益を