Page:国体論及び純正社会主義 帝国図書館 北輝次郎寄贈本.pdf/159

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不平等の逆進的批判と獨斷的不平等論の粘着的辨護――元來よりの平等に非らず又元來よりの不平等に非らず――社會主義の自由平等の眞意義――『社會問題解釋法』と憐むべき一記者――田島博士の經濟的貴族國の辨護論――氏は君主國を却て共和國と云ふ――賃銀基金說の誤謬とラサールの賃銀の鐵則――勞働者は生産物の分配を豫じめ受くると云ふ新派の驚くべき空論――氏は企業的才能と利益の主體たる企業家とを同一視す――氏の外國貿易よりする非難――氏の所謂强大なる專制國――君主の目的と利益との爲めに國家が手段として存する專制國に比すべき今日の資本家制度――田島博士の所謂微弱なる共和國、金井博士の所謂生産の減退――社會主義と偏局的社會主義――令日の所謂官吏と社會主義時代の監督者――獨乙に於て社會民主義と云ふ理由――官吏專制の生産は國家社會主義其者なり――生産を減退すと云ふ非難の起る