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經濟的貴族國の歴史的考察――個人的勞働時代の勤儉貯蓄――マークスの價格論の誤謬――『大日本史』と『資本論』――資本は掠奪の畜積なり――經濟的土豪――資本家發達の歷史――日本の土地兼倂は資本の侵客なり――工業革命の日本――賃銀奴隷間の餓鬼道的競爭――經濟的群雄の天龜天正――恐惶――企業家の所謂『自已の責任』――恐惶を負擔するものは全社會なり――經濟的天龜天正はツラストの経済的封建制度に至る――ツラストの物便低落は經濟的兵火なきが故に事實なり――封建時代の百姓一揆とツラストに對する同盟罷工――賣買關係の私法にあらず公法の統治關係となる――經濟的封建制度は經濟史の完結にあらず――革命の發火點は權利思想の變遷にあり――社會主義は權利論によりて立つ――個人主義の掠奪せ