出典:芳賀矢一「狂言五十番」大正15年

シテ「隠れもない大名です。召使ふ者を呼出いて、談合いたす事が御座る。太郎冠者居るかやい。 太郎冠者「はあ。 シテ「あるか。 太郎冠者「御前に。 シテ「汝を呼出すは別の事でもない。此間は何方へも行かねば、氣が屈したに依つて、今日は例の狩に出ようと思ふが、何とあらうぞ。