軍律ヲ定ム

軍  律

凡  例

一賞典ハ遲キモ妨ケシトシ罰典ハ速ナルヲ以テ佳也トス依之軍律ニ適遇スル ハ不奉伺書以屆書處置スヘシ

第一ヶ條

一徒黨ハ古來ノ制禁タリ依之黨首ハ死刑則於刑法場其黨與ノ ヲ以之ヲ刑セシメ其與黨ハ三日ノ 愼ヲ命スヘシ

第二ヶ條

戎服ヲ携脱スル ハ死刑タルヘシ

但數年ヲ經ルモ其罪ヲ減スル事ナシ若脱スルノ後三日ヲ出ス歸ル ハ第三ヶ條初度ノ例ニ同シ

第三ヶ條

一武 戎服ヲ返シ而シテ脱ル 初度ハ五十日ノ間假牢再度ニ及 ハ流罪タルヘシ

但假牢ノ法稽古及ヒ食事ハ常ノ如シ只休憩ノ時ヲ以禁錮スヘシ脱スルノ後三日ヲ出スシテ歸ル ハ三十日假牢再度犯ス ハ五十日假牢

第四ヶ條

一於局外故ナク金談ニ及ヲ禁ス押借强談ハ尤嚴禁タリ犯ス 其罪ノ輕重ニヨリ死刑或遠流等ヲ以處スヘシ

第五ヶ條

一局中局外共賭博ハ嚴禁タリ若犯ス ハ三十日假牢

但賭博數度ニ及フ 舊惡有之上猶再三犯ス ノ如キハ五十日百日ノ間假牢タルヘシ

此一
ヶ條
二年十一月二十四日
東京ヨリ改テ申來ル

この作品は1928年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。