4
然るに矜恤に富める神は、其我等を愛する大なる愛に縁りて、
5
我等罪に由りて死せし者をハリストスと偕に生かせり、(爾等恩寵を以て救はれたり、)
6
彼と偕に復活せしめ、ハリストス イイススに在りて天に坐せしめたり、
7
未來の世に於て、其ハリストスイイススに在りて我等に施しゝ仁慈を以て、恩寵の溢れたる富を示さん爲なり。
8
蓋爾等は恩寵を以て信に由りて救はれたり、是れ爾等に由るに非ず、神の賜なり、
9
行に由るに非ず、人の誇ることなからん爲なり。
10
蓋我等は彼の造りし者にして、ハリストス イイススに在りて善き功の爲に造られたり、卽神が我等の行はん爲に、預め備へし所なり。
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蓋彼は我等の和平なり、二の者を一と爲し、隔の墻を毀ち、
15
己の身を以て仇を廢し、教を以て諸誡の
律法を廢せり、是れ和平を爲して、二つの者を以て、己に於て、一の新なる人を造り、
16
又十字架にて仇を殺し、此を以て、一の身に於て、二の者を神と復和せしめん爲なり。
17
且來りて、爾等遠き者及び近き者に
和平を福音せり、
18
蓋彼に由りて、我等二の者は、一の神゜に在りて、父に近づくを得るなり。
19
故に爾等既に異民、或は他邦の人たらず、乃諸聖徒の同邦の人、神の家屬なり、
20
爾等は諸使徒と諸預言者との基に建てられたり、イイスス ハリストスは自ら其隅石なり。
21
此の上に全屋は組み立てられ、次第に築きて、主に於ける聖殿と爲る、
22
此の上に爾等も、神゜に由りて、神の居處として、共に建てらるゝなり。