第三次日韓協約

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第三次日韓協約（だいさんじ にっかんきょうやく）

• 件名: 日韓協約（にっかんきょうやく） - 『官報』『法令全書』
• 調印: 1907年（明治40年）7月24日
  • 場所: 京城
  • 日本側全権: 伊藤博文
  • 朝鮮側全権: 李完用
• 官報掲載: 1907年（明治40年）7月25日号外 - 『官報』
• 底本: 『韓国条約類纂 : 附・各国関税対照表』,統監府,明41.12. 国立国会図書館デジタルコレクション:info:ndljp/pid/798123/1/20、25頁
• 備考
  • 条文は日本語文と朝鮮語文でそれぞれ作成される。本稿は日本語文のみ掲載。
  • 表記は原文のママ。
  • 現在、韓国では「丁未条約」と呼称される。

日本國政府及韓國政府ハ速ニ韓國ノ冨強ヲ圖リ韓國民ノ幸福ヲ増進セムトスルノ目的ヲ以テ左ノ條款ヲ約定セリ

• 第一條　韓國政府ハ施政改善ニ關シ統監ノ指導ヲ受クルコト
• 第二條　韓國政府ノ法令ノ制定及重要ナル行政上ノ處分ハ豫メ統監ノ承認ヲ經ルコト
• 第三條　韓國ノ司法事務ハ普通行政事務ト之ヲ區別スルコト
• 第四條　韓國高等官吏ノ任免ハ統監ノ同意ヲ以テ之ヲ行フコト
• 第五條　韓國政府ハ統監ノ推薦スル日本人ヲ韓國官吏ニ任命スルコト
• 第六條　韓國政府ハ統監ノ同意ナクシテ外國人ヲ傭聘セサルコト
• 第七條　明治三十七年八月二十二日調印日韓協約第一項ハ之ヲ廢止スルコト

右證據トシテ下名ハ各本國政府ヨリ相當ノ委任ヲ受ケ本協約ニ記名調印スルモノナリ

明治四十年七月二十四日

統監　侯爵　伊藤博文（印）

光武十一年七月二十四日

内閣總理大臣勲二等　李完用（印）