神戸市の歌

• 作詞・作曲：神戸市音楽同好会
• 1921年に神戸市音楽同好会が市の依頼を受けて作成した。現在の神戸市歌（1951年制定）および初代の神戸市歌（1938年制定）とは異なる。
• 底本：日本放送協会大阪中央放送局 編『青年の音楽 : ラヂオ・テキスト』日本放送出版協会関西支社、大阪、1935年、10頁。doi:10.11501/1121403。2022年1月13日閲覧。 国立国会図書館デジタルコレクション:info:ndljp/pid/1121403/1/11
• 原文は旧字・旧仮名遣い。

歌詞

神戸市の歌（インストゥルメンタル）

1. 平相国（へいしょうこく）が一代（いちだい）の　豪華（ごうか）に築（きず）く経（きょう）が島（しま）
   福原京（ふくはらきょう）の古（いにしえ）も　和田（わだ）の泊（とまり）は賑（にぎ）わいき
   奮（ふる）え　奮（ふる）え　神戸市民（こうべしみん）
2. 大楠公（だいなんこう）が当年（とうねん）の　苦戦（くせん）のあとは湊川（みなとがわ）
   流（なが）れの末（すえ）はかわれども　英霊今（えいれいいま）も在（おわ）す如（ごと）し
   奮（ふる）え　奮（ふる）え　神戸市民（こうべしみん）
3. 開港（かいこう）ここに五十年（ごじゅうねん）　正（ただ）しく高（たか）き抱負（ほうふ）もて
   営（いとな）み為（な）せる一大都（いちだいと）　ここに人為（じんい）の奇蹟（きせき）あり
   奮（ふる）え　奮（ふる）え　神戸市民（こうべしみん）
4. 西（にし）の海（うみ）より東（ひがし）より　務古（むこ）の水門（みなと）の朝夕（あさゆう）に
   波（なみ）と寄（よ）せくる新潮（にいじお）は　精力（ちから）に満（み）ちて漲（みなぎ）れり
   奮（ふる）え　奮（ふる）え　神戸市民（こうべしみん）
5. 大日本（だいにっぽん）の門戸（もんこ）たる　使命（しめい）は重（おも）き我（わ）が港（みなと）
   有為（ゆうい）の民（たみ）と高（たか）らかに　いざや世界（せかい）に呼号（こごう）せん
   奮（ふる）え　奮（ふる）え　神戸市民（こうべしみん）

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